ストリーミング配信を行う上で、複数のプラットフォームで同時に配信できる「Restream」は非常に便利なツールです。しかし、プラットフォームによっては同時配信に関するガイドラインが存在します。特にTwitchの規約に違反しないようにすることが重要です。本記事では、Restreamの利用方法に加え、Twitchの同時配信ガイドラインについて詳しく解説します
Restreamとは?
Restream は、1つのストリームを複数のプラットフォームに同時配信できるクラウドベースのサービスです。対応プラットフォームには以下のようなものがあります
- YouTube Live
- Twitch
- Facebook Live
- LinkedIn Live
- Twitter (X)
- その他、合計30以上の配信先に対応
Restreamを使うことで、視聴者がいる複数のプラットフォームで同時に配信し、より広い視聴者層にリーチできます。
同時配信のメリット
視聴者数の最大化
複数のプラットフォームを同時に利用することで、異なる層の視聴者にアプローチ可能です。
時間の効率化
別に配信する手間を省けるため、効率的に配信活動を行えます。
ブランド認知度の向上
複数のプラットフォームに存在感を示すことで、ブランドや活動の露出を増やせます。
Twitchの同時配信ガイドライン
Twitchでは、ユーザー体験の質を損なわないことを前提に、同時配信に関する以下のガイドラインを設けています。
- Twitchのユーザー体験を優先する
- 同時配信中もTwitchの視聴者が他のプラットフォームの視聴者よりも低い質の体験を受けないよう配慮が必要です。例えば、Twitchのチャットを通じたエンゲージメントを重視する必要があります。
- 他プラットフォームへの誘導は禁止
- 同時配信中に他のプラットフォーム(例:YouTubeやFacebook)へのリンクを提供したり、Twitchから離れるように誘導してはいけません。
- サードパーティーサービスの統合は禁止
- 他プラットフォームでのアクティビティ(例:他プラットフォームのチャットや通知)をTwitch配信に統合するサードパーティー製サービスの利用は禁止されています。
- 違反時の措置
- ガイドラインに違反した場合、最初に警告が送信され、繰り返し違反した場合はペナルティが科される可能性があります。
マルチプラットフォームコメントビューアなどを使用して配信画面に載せることはできません。Restreamには同時配信をおこないつつTwitchのコメントだけを表示できるビューアが用意されています。
Restreamの利用方法
アカウント作成と初期設定
- Restream公式サイト(https://restream.io/)でアカウントを作成。
- 配信したいプラットフォーム(YouTube、Twitchなど)をRestreamに連携。
Twitch・YouTubeのアカウントでログイン連携することも可能です
配信ソフトとの接続
- OBS Studio やStreamlabs などの配信ソフトを使用して、Restreamにストリームキーを設定。
- Restream Dashboardからすべての配信先を一元管理可能。
配信の開始
- 配信タイトルやサムネイルを各プラットフォームごとにカスタマイズ可能。
- 配信を開始すると、すべてのプラットフォームで同時にストリーミングされます。
Restream まとめ
Restreamを使えば、ストリーミング配信の可能性を広げることができますが、Twitchのガイドラインを遵守することが最も重要です。Twitchの視聴者体験を損なうことなく、他のプラットフォームを効果的に活用することで、より多くの視聴者にリーチできるようになるでしょう。
Twitchをメインプラットフォームとして利用している方は、ガイドラインをしっかり確認し、適切な配信を心がけましょう!