音楽ファイルをクラウドで管理!iBroadcast・YouTube Music・iTunes Match・Media Leapを徹底比較

iBroadcastYouTube MusiciTunes MatchMedia Leap
スマホ対応▲ *1
アップロード方法WEB経由
専用クライアント
WEB経由アプリ経由WEB経由
対応フォーマットAAC, FLAC, MKA
MP3, OGG, PCM
AACAAC, MP3MP3, OGG, FLAC
1ファイル最大サイズ制限なし300MB200MB or 2時間制限なし
フリービットレート128kbit/s256kbit/sオリジナル
課金時ビットレート320kbit/s256kbit/s256kbit/sオリジナル
無料ストレージ無制限最大10万曲1TB
有料ストレージ無制限不明最大10万曲無制限
ダウンロード×▲*2
日本語タグ● ID3v2
タグ編集×▲*3
アルバムアーティスト×アプリ準拠×

▲*1 : Apple Music加入が条件
▲*2 : マッチングした楽曲のみ
▲*3 : ローカルのApple Musicが必要

iBroadcast

  • 無料で個人の音楽コレクションをアップロード・ストリーミング可能。
  • ほぼ無制限の楽曲アップロード容量を提供。
  • 広告なしでシンプルな操作性。

サーバーダウンするとストリーミング視聴できない

Google Play Musicの使用感に一番近い。 再生ビットレートが気になるのであればダウンロードしてオフライン再生をすることが可能。

アップロード後に文字化けするとの意見も見かけるが、自分は4万曲超をアップロードして1件も確認できず。

YouTube Music

  • 楽曲のアップロード(最大100,000曲)とYouTubeの膨大な音楽ライブラリへのアクセス。
  • オフライン再生とバックグラウンド再生が可能。
  • プレミアムプランで広告なし。

UIがとにかくひどい
サブスク音源とローカル音源の混在プレイリストは作成できない

ロッカー機能はあくまでおまけ程度に捉えたほうがいい。 課金しなければバックグラウンド再生もできない。

Google Play MusicがGODサービスだとすればこれはDOGサービス。

iTunes Match

  • Apple Musicとは別の独立したサービス。
  • 最大100,000曲のライブラリをクラウドに同期。
  • オリジナル曲の音質を256kbps AACでマッチング。

アップロードすると”マッチ”した曲に置き換わる
無料プランは用意されていない

金銭的に余裕があってiTunesを使っているなら。 ただし”マッチ”方式のため意図しない曲とマッチする可能性あり。 ビットレートも強制的に256bit/sになるためバックアップとして使うには微妙。

また、サブスク音源と”マッチ”するとクラウド上の音源の権利はApple Musicに差し替わる(≠ローカル)ので注意が必要。

Media Leap

  • ユーザーの音楽ファイルをクラウドに保存し、ストリーミング可能。
  • オリジナルビットレートで高音質のストリーミングが可能
  • 無料プランでも1TBの大容量

アップロードが遅い
スマホのアプリ版だと日本語検索が現状できない

WEB上での設定項目がほぼ無いに等しい。 また日本語表記がないので取っつきづらいかも。

「アルバムアーティスト」の概念がないようでYouTube Music同様アーティスト表記のみ(同一アルバムに feat. などは別アーティスト扱い)なので少々扱いづらい。

タグはID3v2、文字コードはUTF-8に統一してアップロードしたほうが良いと思う。

個人的におすすめロッカーサービス

ストリーミングの音質を重視するなら「Media Leap」が適しています。ただし、アルバムアーティストでのグループ化ができない、日本語での検索に対応していないといった点から、ストリーミングでの利用には向いていない印象があります。さらに、アップロードはWEB経由のみで、その速度も遅いため、バックアップ用途としても使い勝手が良いとは言えません。

一方、音質にそれほどこだわらない場合は「iBroadcast」が適した選択肢です。ストリーミングの音質は128kbpsと控えめですが、オフラインダウンロードではオリジナルファイルをそのまま利用可能です。
また、無料プランでも広告が表示されず、2024年現在クラウド容量の上限も設定されていません。専用のアップロードクライアントソフトが提供されているため、高速かつ効率的にアップロードできるのも大きな利点です。

サブスクリプションサービスが台頭する中で、クラウドロッカーサービスは減少傾向にありますが、依然として一定の需要はあると考えられます。ただし、完全なバックアップとして利用するのではなく、ストリーミングに付随する補助的なサービスとして運用するのが現実的かもしれません。