音楽記録ログSNS「Last.fm」活用方法

Last.fmとは

Last.fm公式サイト

Last.fm に参加すると、リスニング履歴を追跡できるようになります。
これにより、ユーザー一人ひとりに合ったおすすめ音楽をこれまでに聞いた音楽に基づいて提示できるようになりました。
また、あなただけのトップチャート、おすすめイベントが表示され、同じテイストのリスナー(音楽ご近所さん)とつながることができます。

Last.fm

有料プランも用意されてはいますが基本的な機能は無料版で補えるため特に課金する必要はないかと思います

Last.fm 再生ログ 送信

PC・スマホなどで再生した音楽の楽曲ログ (アーティスト・アルバム名・曲タイトル)
をLast.fmのサーバーに送信することでログとして記録されます

Last.fmのアカウントを所有していれば再生ソフトの設定をするだけで自動で送信してくれるものも多いです。標準で搭載されていないものはLast.fmのクライアントを導入すれば再生ログの送信が可能になるソフトもあります。またChrome系のアドオンを使うことでブラウザで再生したサブスクの楽曲ログを送信できるようになるなどかなりのソフト・サービスに対応しています。

対応しているソフト・サービス

設定で使用可能

Spotify / MusicBee / JRiver Media Center など

ブラウザアドオンが必要

Amazon Music など

Last.fmアプリが必要

Apple Music / iTunes / Window Media Player など

コンポーネントの導入が必要

foobar2000

Last.fm 再生履歴

各再生ソフトで再生した楽曲のアルバム名・タイトル名・アーティスト名と併せてタイムスタンプが記録されます。記録されたログが自動で消えることはありません。手動でログの取り消しを行い削除することはできますが基本的に再生ログはすべて残ります。

このログはCSV形式でエクスポートすることも可能になっています

14年前の履歴も残っている

Last.fm 統計

送信した再生ログを基にレポートを出力してくれます。期間は「過去7日」「過去30日」「過去90日」「過去180日」「過去365日」「全期間」から選択が可能です

SCROBBLESカウント

年別SCROBBLES数

再生ログの総数をグラフで表示。期間は任意の期間を選択して表示することも可能

アーティスト別ランキング

アーティスト別ランキング
 

期間別に表示可能。上位何位までではなく1回でも再生されれば掲載される完全なアーティストランキング。

アルバムランキング

アルバムランキング

トラックランキング

トラック別ランキング

リスニングリポート

前週の音楽を聴いた時間やジャンルなどを分析してくれる。前週以外のデータを閲覧するには課金する必要がある

全ユーザーのSCROBBLESランキング

自分が送信した再生ログ以外にも全世界のユーザーの再生ログが記録されているいわばビッグデータ。アーティスト別に閲覧することが可能で楽曲の再生回数ランキングなどを確認することができる。

アーティストのページでは全ユーザーのデータが反映される

Last.fm その他の機能

似たようなジャンル・アーティストを聴いているユーザーをチョイスしてくれる「ご近所さん」という機能がある。音楽SNSというポジションなのでピックアップしてくれたユーザーをフォローしたりフォローされたりすることが可能でメッセージなどを送ることもできる。

これまでにSCROBBLESした曲の傾向からおすすめのアーティストやアルバムを選んで表示してくれる機能

自分が好きな曲に「Love」することが可能。
MusicBeeと連携することができるので使いこなせればいろいろと捗る

Last.fm類似サービス

音楽再生ログを記録するLast.fmと同じように再生ログを送信して記録してくれるサービスに「ListenBrainz」があります。こちらは音楽データベースの「MusicBrainz」の別サービスとなっています。

Last.fmと比べると対応している音楽再生ソフトが少なくアカウントの作成がやや難しいためハードルは若干高めです。筆者はLast.fmのバックアップ用としてListenBrainzにも同時にログを送信しています。

ListenBrainz

ListenBrainzの導入方法については下のブログの方で紹介されていますので興味がある方はそちらを御覧ください

80年代アイドルと東京パフォーマンスドールが大好きな現役ゲーマー。最近はブログ投稿もライフワーク化しています。

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